~ 一盌からピースフルネスを ~

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15. 寂び

2022年3月

わび、さびは、日本独自の美意識です。たとえば質素で、静かな様子、不完全であることをよしとする、一つの名詞のイメージですが、実際は、侘び、寂びの二つの名詞が繋がったもので、それぞれ意味も違うようです。「さび」というのは、「寂」。そして寂は「寂ぶ」という動詞の名詞系です…

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宗旦忌茶会

2022年1月

2021年、11月28日、11時より伯栄庵教場で、無事宗旦忌茶会が、取り行われました。今年は、コロナの関係で、お稽古が出来ず、ブラジルは、夏ですが、長めに炉の稽古を致しました。よって珍しく炉の取り合わせで宗旦忌を行いました…

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10月11日、正午茶事

2022年1月

10月11日に、原香織様の亭主の正午茶事がありました。今回は、炉での茶事です。懐石料理も献立を変えて、待合の趣向を、ココア採集の絵物(ろうけつ染め)、栗や落ち葉、ココアの実などを置き、秋の風情を出しました。ご正客のKlecio は、わざわざロンドリーナから参加をして下さいました。亭主、半東、連客、ほとんど初心者でしたが、よく頑張られました…

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14. 侘び

2021年12月

侘びという言葉は、茶の湯を表す、代名詞のようになっている。
が、侘び、わびしいという意味は、現代語では、心細かったり、失意の底にあったりする、思い煩うこと。悲しみ嘆くことを言う。わびを入れるとは、謝罪することをいう…

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14. 月(つき ゲツ)

2021年12月

月は私たちが住んでいる地球という星のただ一つの衛星で、地球から約38万km離れています。自転をしながら、約30日かけて地球の周りを一周しています。地球と太陽と月の位置によって月の満ち欠けが生まれています。新月 🌑、上弦の月 🌓、満月 🌕、下弦の月 🌗の月と私たちには形が変わって見えますが、実際の月が満ちかけしているわけではありません。円い月はそのままです…

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9月6日、正午茶事

2021年12月

9月6日にヴァーデルソン・宗智・デ・ソウザさん亭主の正午茶事が、伯栄庵教場で行われました。今回の正客は、ベロホリゾンテから、アントニオ・ファヴィアーノ・シルバさんが参加して、様式は「立礼式」で行われました。このヴァデルソンさんは、華道の先生であり、茶道の方で茶名を所持しておられ、指導的な立場であります…

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炭-2

2021年11月

前回に引き続き、今回は主な道具炭の名称と用途について学びます…

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ブラジルの植物 5.ブラジルボク Pau-Brasil 蘇芳(すおう)の木

2021年11月

蘇芳の木またはブラジルボクはブラジルを象徴する木でありその材木は高貴であります。先住民の言葉ではイビラピタンガと呼ばれ「赤い木」と言う意味です。蘇芳の木の心材が炎のように赤色していることに由来し、ブラジルという言葉は灼熱を意味するポルトガル語のブラーザという単語に由来しています…

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