ブラジルの風物 8. アハイアウ・ダ・ジュダ (Arraial d’Ajuda)
ブラジルは大西洋に沿って7491キロメートルの海岸があり、また面積が大変広い川もあります。熱帯性の気候が多種多様の生態系と自然資源をもたらせています。
この沿岸地域の町や村は素晴らしい海岸と景色に恵まれています。その一つがバイア州、ポルト・セグロ市にあるアハイアウ・ダ・ジュダ村で楽園のような海岸、生き生きとした自然と独特な建築をもっています。世界中の観光客が訪れ、作家、音楽家と芸能人の「集う場」とされています。
アハイアウ・ダ・ジュダという名はキリスト教からきており初めは聖保護者アハイアウ・デ・ノッサ・セニョラ・ダ・ジュダへの敬意を表しました。その後、名前は省略されて公式にアハイアウ・ダ・ジュダと決定されました。村の中心に1550年に建設されたノッサ・セニョラ・ダ・ジュダの教会があります。
ムクジェ通りは「ブラジルの最もチャーミングな通り」というあだ名をうけています。それは商店やレストランの建築様式が時代のもので、上品であり、また多彩であります。
アハイアウ・ダ・ジュダには8の海水浴場があり、それぞれ独自の特徴をもっています。ここで取り上げたいのはムグジェとタイぺの海岸です。ムクジェの海は平穏で岩礁があるため、プールが自然に形成されます。商店街から近いので通行が便利で大勢の訪問者と観光客で賑わいます。ムクジェにも「エコ・パルケ・アハイアウ・ダ・ジュダ」という大規模な水浴遊園地があります。
タイぺには約45メートルもある絶壁があり、人里離れた海岸ではあるが車で行ける通路があります。この海岸の中心にある「青い湖」には珪酸塩が豊富であり化粧品によく使われ肌にとても良いとされています。絶壁の白と赤の色合いが交わり天然絵を描き実に素晴らしい自然の作品であります。
2022年8月