万霊節
カトリック教会の祝祭日と関連する死者の日は、十一月一日と二日に行われます。
十一月一日は「諸聖人の日」で全ての聖人と殉教者を祝います。そして二日は亡くなった教徒に捧げられる日です。
ボルゴニアのオド(またはオディロン)ベネディクト修道士によって、九九八年十一月二日に死者へ祈りを捧げる習慣が義務付けられました。
万霊節の休日には、数千人のブラジル人が花やろうそくを手に墓地へ行き、親愛なる故人へ祈りを捧げ、典礼を遂げます。サンパウロ市内には22箇所に市営墓地があります。都内全体に41墓地と1火葬場があります。
コンソラソン墓地、アラサ墓地とサンパウロ墓地は有名な彫刻家の作品が観られる豪華な公共墓地です。
サンパウロ市で最も古い墓地はコンソラソン墓地で一八五八年に建設され、現代美術を代表するタルシラ・ド・アマラウ画家、ワシントン・ルイス元大統領とサントス女侯爵等の遺体が納められています。
ビラ・フォルモーザ墓地は76万3175平方メーターのラテンアメリカ最大な墓地です。
サンパウロ市のモルンビ墓地にはF1で三回ワールドチャンピオンを獲得したアイルトン・セナの墓があります。
ラテン・アメリカで唯一の日本人墓地は聖州の西方面に位置するアルバレス・マッシャード市にあります。現在この墓地はサンパウロ州歴史・建築・美術・観光財産保護審議会(Condephaat)によって歴史財産として登録されました。
リヒャルト・シュトラウスの作曲した歌曲に、この名前⎾万霊節⏌があり美しい曲です。すべての魂の為に、祈りを捧げます。
2017年11月