香
2023年2月
香、香合(香を入れる器)は、仏教伝来(六世紀中頃)と共に日本に伝来されたといわれており、仏教儀礼の場で使われるようになりました。室町時代には、仏教上の行事であった香を茶道にも取り入れ、書院の床の正面に香炉を飾って香を焚くようになりました…
続きを読む茶道は長く深い歴史とその精神性を背景とする伝統文化であり、それがゆえに多くの聞きなれない言葉を耳にするかもしれません。
そうした言葉には思いもよらない意味合いがあったりします。
こちらのコーナーでは、「茶道ミニ知識として」お茶に関わる言葉を一つ一つご紹介してゆきたいと思っております。
言葉の意味合いを知ることで、楽しく和やかに一碗の茶を、のみあうことの大切さを改めて感じてくだされば幸いです。
2023年2月
香、香合(香を入れる器)は、仏教伝来(六世紀中頃)と共に日本に伝来されたといわれており、仏教儀礼の場で使われるようになりました。室町時代には、仏教上の行事であった香を茶道にも取り入れ、書院の床の正面に香炉を飾って香を焚くようになりました…
続きを読む2021年11月
前回に引き続き、今回は主な道具炭の名称と用途について学びます…
続きを読む2021年8月
炭というと、一般的には木炭(黒炭、白炭、おが炭、粉炭)と竹炭があげられます。黒炭は、主に燃料として使われます。白炭は、備長炭が有名で、魚を焼くなど料理用に使われます。竹炭は、脱臭効果があります。最近では、野菜や葉、花など植物系のものを炭化して作る“花炭”と呼ばれるものもあります…
続きを読む2021年5月
水屋にそろえておくと便利な水屋道具 ― 水やお湯に関するもの(下図の番号参照)
㉒搔器(かいげ)は、かいげんともいう。広く浅い杉の曲の合に柄のついた柄杓で、㉚水屋瓶(みずやがめ)から水を汲むのに使います。水屋柄杓ともいいます…
2021年2月
水屋にそろえておくと便利な水屋道具 ― 茶に関するもの
茶掃箱(ちゃはきばこ)は、上下二段になった桐の箱で、お茶を茶器に入れるための用具が納められています…
2020年11月
茶席の中で使う道具を茶道具としたら、下準備や後片付けに必要な道具を称して水屋道具といいます。例えば(下図の番号参照)、⑪炭斗、火箸、釻などは席中で使う茶道具です。風炉や炉の下火を準備したり、釜をかけたりする下準備には、④箱炭斗、火箸、釻などを使います…
続きを読む2020年8月
水屋の棚に、必要な茶道具を使いやすいように整頓して置くことを水屋荘りといいます。今日では、一定の決まりができ、①水に関するものは下に ②火に関するものは上に ③大きいもの、席中で使わないもの、使用頻度の低いものは上に、というように分けて置きます…
続きを読む2020年5月
水屋とは、水谷とも書き、茶室に付属している一般家庭の台所にあたるものです。点前に必要な道具を並べて置き、点前の準備や後始末をする場所です…
続きを読む2020年2月
瓶掛は、鉄瓶をかける火鉢、または風炉を小さくした形のものをいいます。陶製、鉄製、唐銅製などがあります…
続きを読む2019年12月
風炉は夏から秋にかけて炭火を入れ、釜を掛けて湯をわかす道具です。直接畳には置かないで、敷板にのせて用います。これを風炉をすえるといいます。初めは、台子皆具の内のーつとして…
続きを読む2019年10月
茶の湯では、湯を沸かす道具のことを釜と言い、茶の湯を代表する道具です。風炉、炉いずれにも用いられ、大別して小ぶりのものは風炉用に、大ぶりのものは炉用に用いられます…
続きを読む2019年8月
薄茶のための干菓子(惣菓子とも取り菓子ともいう)を盛る器を干菓子器といいます。ここでは、干菓子器の内の干菓子盆について紹介します…
続きを読む2019年6月
“黒文字”はお茶席などで主菓子に添えて出される楊枝です。香りのよいクロモジ(黒文字)の木の枝を削って作られ、楊枝自体も黒文字と呼ばれます。その名の由来は、樹皮に黒い斑点があり、それが文字に見えることから黒文字と呼ばれるようになったという一説があります…
続きを読む2019年4月
菓子鉢は、盛込鉢とも呼ばれ、最も一般的な主菓子器です。陶磁器の鉢を使い、唐物(中国伝来の物品の総称)と和物(唐物に対する言葉で日本製)があります…
続きを読む2019年2月
茶の菓子には、主菓子と干菓子の二種があり、前者は濃茶のための生菓子で、後者は薄茶のための軽い干菓子類です。この菓子を入れる器が菓子器で、菓子同様二種あり、主菓子器と干菓子器です…
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