和服Q&A ②
問題:寝間着としても着られる着物は何というでしょうか。
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答え: 浴衣
浴衣の特徴
浴衣は着物の一種で、夏に着る薄手の木綿生地の着物です。昔はお風呂上りに着て、夕涼みをし、そのあと浴衣のまま就寝するという庶民の暮らしが続いていました。
現代では浴衣は夏の和服として定着していて、様々な色や柄があります。しかし、素材は木綿が主体で裏地のない仕立て方は同じです。着用時期は夏のみですが、外出用として着るには、日本では6月から9月ぐらいまでが目安です。
着物の特徴
着物は裏地のないものと裏地のあるものがあります。裏地のないものを日本では6月から9月まで着ます。素材は木綿、絹、ウール、化学繊維と幅広く、生地の織り方も多様です。着物は同じ形ですが、染め方、織り方で様々な用途の着物が出来上がります。
浴衣と着物の違い
見た目は同じように見えますが、大きな違いは長襦袢です。長襦袢とは、和服の下着で、肌着の上、着物の下に着るものです。浴衣は内側に着るものが肌着だけで、着物は必ず長襦袢を着ます。また、浴衣は寝巻きとしても着られます。
着物に近い浴衣(上級編)
浴衣はそのまま着るだけでなく、長襦袢を着ることがあります。長襦袢を着て着用すると外出着となりますので、足袋をはいてバランスをとります。帯も半幅帯だけでなく名古屋帯を合わせます。
大人の着こなしとして、長襦袢を着ることで、改まった雰囲気を出すことができます。体型が気になる方は、大柄の模様を選ぶと、気になる部分が目立ちにくくなります。また、涼を楽しむ小道具として、団扇だけでなく夏の扇子も役立ちます。
着物の種類
着物には、素材や模様の付け方によって様々な種類があり、それぞれに格があります。ここではごく基本的な種類をまとめました。
フォーマル | |||
振袖 | 留袖 | 喪服 | |
訪問着 | 付け下げ | ||
色無地 | |||
小紋 | |||
織り | |||
浴衣 | |||
カジュアル |
2015年5月