和服Q&A ⑤
問題:下の写真のうち、色無地を選んでみましょう。
① | ② |
③ | ④ |
答えはここをクリック!
答え: ② ④
② ④が色無地(②は地模様入りの色無地)、それ以外はすべて小紋です。 はっきり種類がわかるものや、区別のつきにくいものまで様々です。今回は色無地と小紋についてご紹介します。
色無地の特徴
五つ紋を付けて礼装することもできますが、 実際に着やすいのは一つ紋。これは格のある帯合わせで準礼装になります。
多くの華やかな着物があるにもかかわらず、茶道では色無地が正装になります。茶室のしつらい、一定のマナーに従った無駄のない動き、道具の取り合わせ、亭主と客が繰り広げる雰囲気など、茶室の空間すべてが茶の湯の芸術を表現しており、色無地がこの空間に一番合うとされています。
色無地は、生地のよさと、色合いのやわらかさが大切です。落ち着いた色目でも、明るい色目でも、発色のやわらかさを全身にまとったとき素敵な見栄えになります。
過去に色無地を購入したのですが、 とても安っぽく見えてしまって・・・。 |
ある程度の値段のものや、格のある帯を組み合わせることも大切です。 |
小紋の特徴
全体に柄があり、一方向に柄を繰返している着物。細かい柄の江戸小紋から華やかさのある付け下げ小紋など様々なタイプがあります。模様の格と華やかさによって着る場を考えます。
江戸小紋は紋を付けると、色無地と同じ感覚で着られます。もちろん、正式な茶会にも着ていくこ とができます。
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今回の色無地、飛び柄小紋や江戸小紋などは、洋服でいうと、単色のスーツにあたり、総柄小紋はカジュアルスタイルになります。 |
付け下げ小紋は、同じ小紋でも付け下げなので訪問着と同様で華やかなドレスに近いね。 |
2015年11月