8月9日、正午茶事
この日はヴェロニカさんの亭主の正午茶事が伯栄庵で行われました。
お仲間の友人と、「友情(アミザージ)」をテーマに、和気藹々のひと時が持たれました。以下その折の感想文です。
正客 (アネテ・たなはら・久場 )の感想
名高い正午茶事に参加できたことを心から感謝申し上げます。正客を務めさせていただいたことはとても光栄に思っております.
この茶事を通して茶道の境地を表す和敬清寂を体験できたことはなによりでした。全てが上品で飾り気がなく美しかったです。
宗一先生、宗慶先生、宗円先生の心使いが感じ取られました。そして、準備をされた亭主の永江ヴェロニカさんと半東の小波津リジアさんの気配り、招待状の作成や趣向だった「友情への感謝と幸運を願って」、それに掛け軸、茶花とお道具、全てに心がこめてありました。
茶事が終わって私は感謝と幸せ一杯になり心が明るく輝いていると感じました。
このような貴重な体験ができたことを皆様に感謝申し上げます。
次客 (リナ・ちえみ・ネヴェス )の感想
私にとって茶事は一期一会のひと時でした。
初めて参加した茶事なのでそれぞれの場面での会話特に懐石の場でどのように対応すればいいのか知りたかったし不安でした。
それにもかかわらず素晴らしいと思いました。亭主と半東の細かい手配に感動しました。懐石が心を込めて作られまた出された食器が特別だったと感じました。宗一先生の落ち着いたご指導で全てが順調に進みました。
座掃きの時畳で座箒の音が印象的でした。
宗一先生のご指導にとても感謝しています。それから友達の皆様に特別でユニークな時間に包まれ過ごせたことを感謝します。
三客 (ルイザ・林田)の感想
茶事が始まる前にその流れの中で自分が話さなければいけないことを暗記しなかった為に不安になり心配していました。
けれども、始まってからとても素晴らしいと思いました。
招待状をはじめ、全体の準備がとても良かったです。料理も大変美味しかったです。感謝申し上げます。
私は和合と喜び、安らぎを感じました。
詰 (イヴェテ・ひなえ・ペレイラ – )の感想
素晴らしい一日でした。茶事に初めて参加したのでちょっと不安でした。全体の流れが順調に進むのか、また懐石でかわす会話の事が心配でした。けれども、とても良かったです。亭主と半東のおもてなしは完璧でした。
懐石料理は美味しかったし道具もきれいでした。初炭点前と後炭点前また座掃きが気に入りました。
宗一先生の落ち着いたご指導で茶事の流れがスムーズに行われました。珍しい事が多くて一つ一つを説明してくださいました。お礼を申し上げます。
この茶事に参加できてまたお茶の道を歩んでいるお許しがあってとても感謝しています。
半東 (リジア・小波津)の感想
喜びと感謝をもって茶事を経験しました。
半東を務めてさせていただきました。
事前準備にあたって習った色々な事に感動しています。
喜びをもって茶事のおもてなしをしました。
神様をはじめ、宗円先生と宗一先生に感謝申し上げます。私達へのご指導と心遣いありがとうございました。
亭主 (永江覇世子ヴェロニカ )の感想
茶道は日本文化の一つでありながら主な芸術を総合していると思います。書道をはじめ絵画、香道、茶花、着物、庭園、料理、陶芸と建築。その上おもてなしの心。それは、今回初めての茶事で亭主を務めさせていただいて感じた事です。
それに日本はブラジルと比べて歴史が何千年もあるのでその発達や発展の根本には神への強い信仰があったと思わずにいられません。現在の技術にしても世界一であると言っても過言ではありません。その信仰があるこそそれだけ神に守られて導かれている国だと思いました。
私にとって茶事はお客を招きもてなしをすることだけではありませんでした。私には芸術を鑑賞し知識を高め味を凝らした料理を味わい全体の流れの中で亭主、半東とお客の間で生じる暖かい雰囲気を楽しめるひと時でした。
先生方の丁寧なご指導はとても重要で安心感をもたらせてくださいました。心から感謝申し上げます。
この茶事は私にとって貴重な体験でした。
ありがとうございました。
2021年10月