21. 目
これから少し私たちの五感を表す文字について調べていこうと思います。今回は「目」という文字について学びましょう。
今、多くの人が現代人のライフスタイルの変化に伴い、眼の負担が原因で生じる様々な症状に悩まされています。眼で見ることは五感の一つでとても重要なことは皆様ご存じだと思います。しかし知らず知らずのうちに目を酷使して大変なことになっている人が多いこの頃です。
※注意
「目」「眼」 両方の字とも「め」と読めます。
【目・眼の使い分け】
「目」・・・「日常生活の中で使われる場合が多い」
(例:台風の目、見た目)
「眼」・・・「医学・生物学など専門的な用語として使われる場合が多い」
(例:眼科、選球眼、眼が鋭い)
ここでは日常生活で使われる「目」についてみてみましょう。
〇 読み
音読み:「モク」、「ボク」
訓読み:「め」、「ま」
〇 意味
①め。まなこ。「目前」「耳目」
②見る。見つめる。「目撃」「注目」
③かなめ。要点。「眼目」「要目」
④かしら。主だった人。「頭目」
⑤見出し。な。なまえ。「目次」「品目」
⑥小分けしたもの。「科目」「項目」
⑦生物分類上の一段階。「霊長目」
⑧かお。名誉。「面目」
⑨いま。ただいま。「目下」
⑩きざみ。さかい。すじ。「木目」
〇 部首
「目(め、めへん(目偏))」
目の動きや「見る」ということなどに関係する漢字には「目」という文字が部首に使われています。
見る、眺め、瞳、瞼、眠る、盲、眉、看etc.
〇 目という字の成り立ち
2023年12月