【十】 じゅう
漢字・漢和・語源辞典によると、音読みは、ジュウ、ジッ、と読み、訓読みは、とお、と、と読みます。
これは、象形文字(ものの形から生まれた文字)です。
「針」の象形から、「はり」の意味を表しましたが、借りて(同じ読みの部分に当て字として使って)、「とお」を意味する「十」という漢字が成り立ちました。
意味は、「数の名前。九(きゅう)の次の数。とお。」(例:十枚、十日)
「九番目の物事の次の物事」(例:十月、十番、十五夜)
「九回行ってから、もう一回行う事。とお。」(例:十度(じゅうど、とたび))
「全部揃っている。完全。じっ。」(例:十分、十中八九)
その他の読み方では、十六夜(いざよい)、十露盤(そろばん)などがあります。
人名では、音読み・訓読み以外の読みで、「かず」、「しげ」、「じつ」、「じゅ」、「そ」、「ただ」、「とう」、「とみ」、「ひさし」、「みち」、「みつ」、「みつる」とつけられています。
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2020年12月