14. 月(つき ゲツ)
月は私たちが住んでいる地球という星のただ一つの衛星で、地球から約38万km離れています。自転をしながら、約30日かけて地球の周りを一周しています。地球と太陽と月の位置によって月の満ち欠けが生まれています。
新月 🌑、上弦の月 🌓、満月 🌕、下弦の月 🌗の月と私たちには形が変わって見えますが、実際の月が満ちかけしているわけではありません。円い月はそのままです。
このように月は日によって満月になったり三日月になったり色々な形に変わるので、昔の人には何とも不思議なものだったようで、色々なロマンを生み出しました。またこの月の満ち欠けが私たちの生活上の色々な現象にも深く関係しているようです。又月の満ち欠けが大潮や生物に影響を与えるように、人にも影響を与えていると言われています。
一方航空宇宙工学の発達によって、人類はもう月に到着することが出来ました。初めて月面に着陸したのは1969年、アメリカのニール・アームストロングでした。月の表面がクレーターで凸凹していて、それが遠く地球から見ると、兎の餅つきや大きなはさみを持ったカニ、吠えているライオン、女の人の顔などの想像を生み出していましたが、今ではそれはおとぎ話の中でしかないでしょう。
月という漢字はとても易しいと思います。
次に月という漢字の成り立ちと字型について説明しまします。
甲骨文字 : 亀の甲や獣の骨などに刻まれた古代中国の文字
金文 : 古代の鉄器や青銅器になど金属類に刻まれた文字
篆文 : 漢字のモンゴル文字、満州文字の書体の一種で現在でも印章などに用いられることが多い
2021年12月