『茶碗プロジェクト』オープニング
6月30日(土)、ブラジル人陶芸家の本間秀子氏がコーディネーターを務め、総勢6人の陶芸家で構成される『茶碗プロジェクト』の第一回がジャパンハウスにて催されました。茶碗の歴史やブラジルの陶芸家を紹介する連続イベントの第一回目で、朝から整理券を求めて列ができ大盛況となりました。
まず国際交流基金の洲崎勝氏による「お茶漬け」についての紹介の後、ジュン・サカモト氏によって参加者たちに、ブラジルの著名陶芸家たちの茶碗を使用したお茶漬けが振る舞われました。
その後、ブラジル裏千家の林宗一氏により茶碗についての講演が行われました。様々な茶碗の種類とその歴史を中心に、茶碗と深い関係にある茶道・茶事とその道具が紹介されました。参加者たちは茶碗と将軍との関わりやエピソードに興味深く耳を傾け、また曜変天目の青色の美しさには感嘆の声をあげていました。
2018年7月