~ 一盌からピースフルネスを ~

新年の日本の芸術展

1月20、21日両日、ブラジル日本文化福祉協会の「文化空間」(Espaço Cultural)で新春の正月行事が行なわれました。

これは、裏千家ブラジルセンター、ブラジル生け花協会、ブラジル書道愛好会。文協・和食委員会、文協・陶芸委員会の五団体の共催で、開催されました。

毎年各団体で行われる、初点、初生け、書初め、お節料理などに陶芸展を加えて行われました。

今回は、同日20日には、この行事の後援団体でもある、ブラジル日本文化福祉協会、ブラジル都道府県人会連合会、サンパウロ日伯援護協会、アリアンサ日伯文化連盟、ブラジル日本商工会議所と在サンパウロ日本国総領事館の恒例の新年会も行われました。


入り口には門松が置かれ、新春にふさわしい生け花が飾られ、各作家の陶芸作品も並び、その横には特別茶席が設けられました。金屏風の前に、めでたい「松千年の翠」の軸が掛けられ、結び柳、三宝にのせた蓬莱山飾り、入り口には、お正月にふさわしい、紅白の餅麩、独楽、凧、カルタなども置かれ、新春に相応しい飾りつけでした。菓子は、鶴屋吉信の煎餅に、琥珀糖の松、梅が添えられました。その隣は、書道愛好会の小林月仙先生が、筆をとり多くの方々に、書初めを披露しておられました。又和食委員会の部屋では、お節料理や弁当が振舞われました。

又【食の広場】では、屋台が7台並び、各自好みの一品を注文しておられました。 日曜日には12時半より特別のアトラクションが行われ、藤間流、花柳流、宮城会の演奏も行われました。特に「獅子舞い」は人気があり、子供たちは物珍しそうに見ていました。


新春に相応しく、鳥の声、瀬音も聴こえ、すがすがしい雰囲気の中で新年を迎えました。

 

2024年2月