宗旦忌

　2017年11月26日、伯栄庵において宗旦忌がとり行われ、リオデジャネイロ地区の故前田静(宗静)さんおよびUSP茶の湯講座の故ロベルト・ネーベス(宗善)さんへの黙祷の後、供茶、許状引次式（40名）と続き、後日大沢宗静先生に準教授が授与されました。

　続く茶会は、八畳席で七事式「結び帛紗花月」「三友之式花月」「平花月」「貴人清次花月」、四畳半で濃茶席、立礼で薄茶席、六畳席で点心席が行われました。点心席では、野菜のゼリー寄せや鮎の甘露煮などが、清流を思わせる小石を敷いた盆と笹の葉に載せられ、目にも爽やかな点心となりました。薄茶席では、ガラスの茶碗・水指・建水・蓋置を用いて涼やかに、紫陽花をかたどった和菓子が供されました。濃茶席では、和菓子「楓路」と富士山の茶碗で、日本に思いを馳せました。