~ 一盌からピースフルネスを ~

冬の釜 囲炉裡縁より六七分 高くすへるぞ習ひなりける

炉のときの釜の据え方を教えています。

囲炉裡縁とは炉縁(ろぶち)のことです。

釜の高さを決める時、釜の口へ柄杓を置いて引いた時に釜の口と炉縁(ろぶち)の間を六、七分にするということです。

六、七分というのは約2センチメートルです。

つまり、柄杓を釜に預けた時に柄と畳の間に指一本入るぐらいの空間ができます。

お話しながらでも無理なく柄杓を楽にとりおきできるということです。

2021年9月