柄杓にて白湯と水とを汲むときは 汲むと思はじ持つと思はじ
白湯であろうと水であろうと手先で汲むのではなく、心で汲めということです。
手先で汲まず心で汲めば柄杓の合が自然と回転します。
心がこもらない人はゴボっと入れるでしょう。
柄杓を伏せて入れると柄杓をおこす時、合に空気が入ります。
それでポコっと音がします。
柄杓はあくまでも肘を回転させながらおろしていくのです。
茶碗にあける時だけでなく、柄杓で湯、水を汲みあげる時も肘を使い、心で汲め(心して、気を付けて)ということです。
2022年3月