よそにては茶を汲みて後 茶杓にて茶碗のふちを心してうて
2017年1月
初心者の稽古のときに、茶筅通しを教えたりするのに「そこでこちんと音をさせて」などと、つい口にすることがありますが、本当は注意しなければなりません…
続きを読む千利休が和歌の形を借りて、茶道の精神、点前作法の心得などを初心の人にもわかりやすく記憶しやすいように三十一文字にまとめたもの。
2017年1月
初心者の稽古のときに、茶筅通しを教えたりするのに「そこでこちんと音をさせて」などと、つい口にすることがありますが、本当は注意しなければなりません…
続きを読む2016年10月
茶巾は本来、茶巾盥の中でよく絞った後、畳んで茶碗に仕組みます。茶巾には絞り加減がありますが、自分で度々経験してみて、このくらいの絞り加減が一番ふきやすいということを、よく覚えておけば良いでしょう。ただ、自分で仕組まないときには、その加減どおりにいかないこともあります…
続きを読む2016年8月
柄杓の合(ごう・湯を汲む円筒状の部分)と柄(え)とがつなぎ合ったところを「月の輪」とか「月形(つきがた)」といいます。ちょうど半月形になっているところで、ツキノワグマの首辺りにある白い半月形(月の輪)から名付けられたと思われます…
続きを読む2016年6月
点前には、運び点前と棚物点前とがあります。運び点前は、風炉・釜だけが最初から据えてあって、水指・茶碗・棗などは点前にかかる前に、定めの場所に置きます…
続きを読む2016年4月
同じことを何度も繰り返されるとさすがにくどい、しつこいといわれることがあります。どんなに楽しいことでも、何度もそれが重なる嫌気がさるのも仕方のないことでしょう…
続きを読む2016年2月
茶の湯は質素に、華美ではなく、贅沢にならないようにせよ。これが「茶がさびて」ということです。
「心はあつくもてなせよ」とは、招いた客に、何はなくても心に満足を与えるように、不快な感じを起こさないように、誠心からもてなしをすれば…
続きを読む2015年11月
何事も、名人上手になるために必要なる条件が三つあるといわれます。
第一は、好きであること。第二は、器用であること。第三に必要なのは、たゆまぬ研さん、修行です…
続きを読む2015年9月
志の深い人、即ち軌道に熱心な人には、同情を寄せて道の奥まで教えよ、というのである…
続きを読む2015年7月
昔の言葉に「知らぬ事は知りたる人に問うを恥じず」というのがある。知らぬ事は恥ずかしいと思わず、師匠や先輩に質問すればよい…
続きを読む2015年5月
稽古とは一から二、三、四と順を追って十まで進み、その次には再び初めの一に戻って 又改めて二、三、四、五と順に進むのである…
続きを読む2015年3月
茶道全般を学ぶ者の心構えを教えている。何事もその道に入りその道を学ばんとするにはまず志を立てねばならない…
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