拍手(はくしゅ、かしわで)
拍手とは、掌と掌を合わせて音を出すこと。
音を出す理由は、感謝や喜びを表すためであり(はくしゅ)、願いをかなえるために、神を呼び出し、邪気を祓うためは、(かしわで)である。
敬意をこめて行う拍手(はくしゅ)は、賞賛、賛意、歓迎、喚起、感激、感謝の意味があり、興業等において感動を表現するため、両手で叩くこと。
日本の神道で神に参拝する際の行為は、拍手(かしわで)、開手(ひらて)ともいう。
初詣、七五三、合格祈願など、神殿の前で手を打ち合わせる。拍手の音で、神様にお出まし頂き、願い事や、報告など「魂の交信」ともいうコミュニケーションを始める儀式である。
神道では「二礼二拍手一拝」が手順とされる。
呪術のひとつに「天の逆手」(あまのさかて)「裏拍手」(うらはくしゅ)というのもある。
神社の鈴の音も、拍手と同じ働きである。
2015年9月