ぼた餅
2019年2月
“暑さ寒さも彼岸まで”という言葉があるように、季節の変わり目を感じるこの頃、「ぼた餅」は春のお彼岸の時期の定番和菓子です。「ぼた餅(牡丹餅)」は、もち米、またはもち米とうるち米を混ぜたものを蒸し、米粒が残る程度に軽くついて丸め、餡をまぶしたものです…
続きを読む2019年2月
“暑さ寒さも彼岸まで”という言葉があるように、季節の変わり目を感じるこの頃、「ぼた餅」は春のお彼岸の時期の定番和菓子です。「ぼた餅(牡丹餅)」は、もち米、またはもち米とうるち米を混ぜたものを蒸し、米粒が残る程度に軽くついて丸め、餡をまぶしたものです…
続きを読む2018年12月
時節を感じさせるお菓子は色々ありますが、新年を祝う「花びら餅」は正月にだけ出会える吉祥の和菓子として知られています。「菱葩餅(ひしはなびらもち)」とも呼ばれ、蜜漬けごぼう・白味噌餡・赤く染めた菱餅を、丸く伸した白餅または求肥で半月型に包みます…
続きを読む2018年10月
実りの秋・食欲の秋には、秋の美味しい食材を生かした季節の和菓子も見逃せません。「栗蒸し羊羹」は、新栗が出回る秋から初冬にかけて店先に並びます…
続きを読む2018年8月
夏真っ盛りの頃でもさっぱりと頂ける和菓子は色々ありますが、今回はその中のひとつ「麩饅頭」を紹介いたします。生麩の生地で餡を包んだ饅頭で、笹や山帰来(サルトリイバラ)の葉などで包まれ、夏の和菓子屋さんに並びます…
続きを読む2018年6月
季節限定の定番和菓子は色々ありますが、初夏になると和菓子屋さんに並ぶ「若鮎」はその中でも人気の高いものの一つかと思います。楕円形に焼いた薄いカステラ生地で求肥や餡子を半月形に包み、焼印で目やひれの印をつけて清流に泳ぐ鮎をかたどったもので、鮎焼き・あゆ・焼鮎などとも呼ばれます…
続きを読む2018年4月
満開の桜の木の下で、花を愛でながら美味しい料理やお酒に舌鼓を打つお花見は、日本の春の風物詩です。お花見のお供として甘味も欠かせませんが、代表的なのはやはり「花見団子」…
続きを読む2018年2月
まだ寒さの残る早春、梅が咲き始める頃にウグイスが鳴きだします。春告げ鳥とも呼ばれるこの鳥にちなんだ「うぐいす餅」は、求肥で餡子を包んで楕円形にしたものの両端を少し摘まみ、うぐいす粉(青大豆から作るきな粉)をまぶして作られます…
続きを読む2017年11月
紅葉が色づき秋も深まる頃、いろいろな秋の味覚で和菓子が作られます。栗を使った「栗きんとん」は、もとは岐阜県中津川の銘菓でしたが、最近では秋の定番和菓子になり、お茶席でもよく用いられます…
続きを読む2017年9月
旧暦8月15日の月は十五夜、9月13日の月は十三夜と言われ、その日に団子、栗、里芋、すすきなどを供えて月を愛でる「お月見」の風習があります…
続きを読む2017年7月
日本では梅雨が明け、いよいよ夏らしくなってくる頃。茶道具や着物も夏仕様になりますが、和菓子も夏らしいものが出てきます…
続きを読む2017年5月
5月5日は端午の節句。「こどもの日」「菖蒲の節句」とも呼ばれるこの日は男の子の健やかな成長を願う行事で、「柏餅」が供物として用いられます。上新粉の餅を二つに折って餡を挟み…
続きを読む2017年3月
茶道でお抹茶を頂く前に供される「和菓子」。“五感の芸術”とも言われる和菓子は、目で形の美しさや四季の移ろいを、触覚で柔らかさや舌触りを、鼻で素材のほのかな香りを、耳で銘や由来となった和歌などを、そしてもちろん口で繊細な味わいを、それぞれ楽しむことができる総合芸術です…
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